あれは…7年前の秋くらいだったか〜
自転車で〇〇山に行こうって友達と約束したんや
〇〇山は家から80kmくらい離れてるところでな
当日は朝6時くらいに集まって、出発したんや
〇〇山周辺までは、割と平坦な道で
2人でトレイン組みながら順調に進んでいったんや
その頃は楽しかったでー
内永山名物肉弾列車だっ!
ただ、山に近づくに連れてキツくて余裕がなかった
道路も頭文字D並にぐにゃぐにゃしてきたし
会話も無くなってきて、ゴールまであとどんくらいなんやろ?とか
なんでこんな大変な思いして山登っとるんやろ。。。アホちゃう?とか
思い始めて具合悪くなってきたんや
友達のY君もな、キツいキツイとか言ってるけど
草レースとか出てるくらいでまだ体力を残してる感じやった
そもそも、Y君はカーボンのロードバイクで
ワイは鉄のファニーバイクやぞ!
しかもブルホーンやし、前傾姿勢がキツくて山登りに一番向いてないんや
『キツィ…もうダメや足着きそうだわ、Y君速くて100mくらい離れてもうた』
次 の 瞬 間
(全身に寒気が走る)
エッッッッッッッ⁉️
はっああああああ⁉️
重力が無くなった⁉️のか?
1秒前まで重くて漕げなかったペダルがとても軽い
ありえない
まるで、弱虫ペダルの真波山岳のように背中に翼が生えたのか⁉️
いゃ、アレは確か追い風がどうとかの話だった気がする
追い風は無い
下り坂にもなっていない
もしかしてあれか?あれなのか?
ツールドフランスでよく見る、熱狂したファンがサドルに手を添えて後押ししてくれているのか?
そう、これだっ❗️間違いねー❗️この感覚が一番しっくり来る❗️
(約1.5秒の間)
明らかに誰かが押してくれている
とっさに後ろを振り向く…
ナニもいるわけがない
当たり前だ
けど、明らかに見えないナニかがいる気がした
この時ばかりは霊を信じた
まじで全身鳥肌が立った
ペダルが軽すぎてそのままY君を追い越した
Y君、マジで驚いてたよ
そんな体力温存してたのかよっ!て感じで
まあこの後ハンガーノックを起こして、帰路につくんですけどね
※ハンガーノックとは、長時間に渡る激しいスポーツにより、極度の低血糖状態により、身体が動かなくなる状態の事
この出来事思い出す度に鳥肌が立つ
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